キャリア甲子園2018準決勝大会にご参加いただいた皆様へ

こんにちは、MFC運営事務局の羽田です。

昨日のキャリア甲子園2018準決勝大会、本当にお疲れ様でした。私はその後も別イベントがあり振り返りが遅くなりましたが、改めて準決勝大会について書かせていただきたいと思います。

一位と二位には努力の差はない

昨日の準決勝大会のオープニングで、過去の歴代ファイナリストのメッセージ動画を放映させていただきました。これ、初の試みでして、準決勝大会の1日が皆さんにとって最高の1日になるように祈って制作したものです。

その中で、キャリア甲子園2014ファイナリストで大学進学後にキャリアインカレ2016でグランプリをとった下山君のセリフが印象に残っています。

「一位にならないと意味がない。でもアイデアや努力の差は、二位と一位では実はほとんど差がない」

彼のセリフは「だからこそ、できうる限りの全てを出してほしい」と続きました。

私はプレゼンテーションの各部屋には入っていないので、皆さんの準決勝のプレゼンテーションがどのようなものだったのかは直接は見ていません。ただ、プレゼン動画などをいくつか見させていただいた限りでいっても「例年よりレベルが上がっている」と感じました。

レベルもそうですが、熱量も年々上がっているのも感じています。昨日の準決勝大会、高校生だけでも約230人の方がいらっしゃいましたが、企業関係者も50人程度、また教員保護者の方も100名程度がいらっしゃいました。オープニング時の緊張感と密度の”圧倒感”はなかなかのものがありました。

キャリア甲子園のファイナリストになるんだという想い、そして想いを実現する為の努力をみんながしてきたんだ、と感じられました。

主催者としては、そこまで熱量高く皆さんが取り組んでくれたことをまずは深く感謝したいと思っています。

決定打となるものは何なのか

懇親会の後に、ある企業様とお話をする機会がありました。「年々選ぶのが難しくなっている。本当に差がないんです」と辛そうにおっしゃっていました。

キャリア甲子園はビジネスアイデアコンテストであり、10分間という制限時間の中でプレゼンをする必要があります。10分という限られた時間の中で提案されたプランを実行したとして、本当に軌道に乗っていくのかは分かりません。一位と二位に明確な差がある場合ならともかく、そうでない場合は各現場に立っているテーマ出題者それぞれがそれまでの経験と知見で推測し、判断するしかないのです。人が判断するものなのでどうしても俗人的にもなりますし、一生懸命取り組んできた皆さんからすると納得感がない場合もあると思います。
ひょっとしたらこれは、キャリア甲子園自体の構造的な問題なのかもしれません。主催者としてこうした課題は出来るだけ修正して次に生かしていきたいと思います。

ただこういうことはビジネスの現場でもよくある事でもあります。
私の思い出を一つします(私は昔、営業として企業様の採用課題を解決する仕事をしていました)。

長年、懇意にしてきたある企業様のコンペ(企業の課題に対して各社が企画を持ち寄り、プレゼンの末に仕事を受ける会社が1社決まる。まさにキャリア甲子園です)がありました。私はその企業の事が大好きだったし、長年ともに活動してきたので、何としてもこのコンペを取りたいと思ってチームと知恵を結集してプレゼンを行いました。自信もありました。

結果は、敗退でした。後で仲良くしていただいていた担当者の一人から教えてもらったのは「実は最初からマイナビさんは厳しい戦いでした。新しく赴任した上司が昔から仲良くしている会社があり、その会社の入れ知恵もあって基本的な方針がこれまでと根本から違っていたんです」と言われました。我々は長年その会社と付き合っていたので、提案において大事にするポイントも抑えていたつもりでしたが、そのポイント自体が変わってしまった事を見抜く事が出来ませんでした。

僕らはその会社のことをどこよりも考えてきたし知っていた。その上で「こうすべし」という提案をしたのに、そんな理不尽なことってあるのか、とショックを受けました。あまりに悔しく、焼肉屋で涙したのをよく覚えています。

このお話でお伝えしたいのは「人が判断する基準と自分が正しいと思う基準は必ずしも一致しない」という事です。ただ僕らは、自分達の感覚を信じてしまった。相手が何を大切にしているかをおろそかにしていた。今考えると、洞察が足りなかったと思っています。

当たり前ですが、キャリア甲子園では一切の忖度はありません。出場する全高校生にとって公正な戦いをしてもらうためにルールも厳格ですし、企業との事前接触も認めていません。僕の例のように「勝ったチームはあらかじめ企業と仲良かった」なんてことは絶対にありません。

気づいた人もいるかもしれませんが、準決勝大会では誰が勝つのか誰も知らないので、公式カメラマンはいつも苦労しています。予め誰が勝つか分かってたら楽なんですがそうではないので最前列で待ち構えて、勝ち名乗りを受けて立ち上がった子たちのところに急いで飛んでいく、というスタイルになっています(カメラマンさんすみません)。

各社とも「このチームに自分たちの代表をしてもらおう」と決めるわけですが、企画内容やプレゼン能力に大きく差が出ない場合は難しい審査をすることになります。

ではその決定打となるものは何なのか。勿論「絶対これ!」みたいなものは残念ながらないんですが、推測する事は出来るんじゃないかと思います。

テーマ出題の背景、各社のインタビュー記事や解説動画の「その裏」。明文化されていないコンテクスト(文脈)をどれだけ読みとれるか。これは、純粋に企画内容だけを考える事とは全く異なるアプローチなのです。

昨日、私はオープニングで「勝つためにプレゼンしてほしい」という事をお伝えしました。「勝つ」事にこだわり、勝つために徹底的にやるって意外と難しいものです。

繰り返しになりますが、準決勝まで勝ち上がった皆さんはこれまで選ばれてきただけの実力を持っているはずです。ただ、「実力伯仲の中で勝敗を分けるもの」という視点について、今後の皆さんの参考になれば嬉しいなと思います。それを考えることができるのと、そんな発想すらなかった、とでは雲泥の差が出てくると思います。

ファイナリストの皆様へ

そんな過酷な「答えのない戦い」の中、皆さんは見事に勝ち抜きました。繰り返しお伝えしてきた通り、実力伯仲の戦いの中で皆さんは他の7チームよりも「何か」を見せる事が出来たんだと思います。

皆さんにはお伝えしましたが、決勝戦は準決勝までの戦いと180度違う戦いになると思ってください。企画の中身を変える必要はありませんが、伝える相手が企業ではなく、第三者になります。*審査員情報は後日公開します。

準決勝の時と同じプレゼンをすると、恐らく決勝戦では審査員の厳しい質疑応答に耐えられないと思います。
皆さんは、ここまで戦ってきたチームの”代表”です。
その想いを無駄にすることなく、全力で戦ってほしいなと思います。

キャリア甲子園2018、決勝大会は3月17日(日)!またお会いしましょう!

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